どうも、超インドア派&子育て中のくせに2台のジムニー購入を決めたジムニー夫婦です。(1台納車済み。)
ひとり娘のアカリちゃんです!
2024年12月10日についに妻のジムニーシエラが納車されて、今はせっせと事前に購入していたジムニー用品を取付けているところです。
今回の記事では、ジムニー用品としてはかなりニッチなアイテムになりますが、事前に購入していたジムニー用品の中では一番期待していたアイテムの「リアアームレストボックス」について紹介&レビューをします。
おそらくジムニー乗りの人の中でも、このリアアームレストボックスを取付けている人はほとんどいないし、YouTubeなんかのジムニーショップ系の人やインフルエンサー系の人でもこの商品をレビューをしている人はほとんどいないんではないでしょうか?
それもそのはず、この商品、メチャメチャ高額なんですよ。
あとは、ジムニーという車の特性上、ファミリーカーとして使う人も少ないことから、そもそも「リアにアームレストを付ける」という需要が少ないことも考えられますしね。
情報が少ないからこの商品を買うのは本当に悩みましたよ。
まぁ、その辺のことに関しては記事の中で深堀していきますので、最後までお読みいただけると幸いです。
当然、私たちのような底辺ブロガーにはメーカー提供なんてありません。全て自腹購入になりますので、忖度無しの本音100%のレビューになります。
魔界倶楽部の星野勘太郎総裁のようにビッシビシ行くからな!
誰?それ…、
気を取り直して、さっそくレビューを見ていきましょう!
まずは結論から
まずは結論から先に言ってしまいましょう。
評価は☆5点満点形式で、単純に製品のクオリティのみではなく価格面も考慮し、その価格に対して相応の価値があるかも加味して採点します。
完全な独断と偏見によるレビューだから参考程度に見てね!
- フィット感抜群で純正のような仕上がり。(取付も簡単)
- リアにアームレストを設置するアイテムとしては他に選択肢がほぼ無い。(ニッチな需要に応えてくれる。)
- ひじ掛けだけではなくドリンクホルダーや収納の機能も兼ね備えている
- 細かい部分の設計が気が利いている。(シガーソケット部など)
- 価格が高すぎる。(圧倒的にコスパが悪い)
- ひじ掛け部分も樹脂製なのでクッション性はない
- ひじ掛け部分の高さが高すぎる。(逆に疲れるかも。)
- リアのスピーカーが若干聞こえずらくなる
- ラゲッジスペースの幅が小さくなる(ジムニーの大きな強みを失う)
付けた感じは純正と見間違えるほどのクオリティですので、商品単体としてみれば決して悪くない商品だと思いますが、価格面や需要面など全体的に評価すると多くの人におすすめできるとは到底言えないため、☆1つとしました。
今回は本当に辛口レビューだね!
もちろん、このブログのレビューは忖度無しの本音100%だからね!
メーカーから商品提供されれば褒めちぎるけど、この高額な商品を自腹で買ってるわけだからね。徹底的にこき下ろすよ!
今日は本当にえらく毒舌ね!
毒舌にならざるを得ないくらい高い買い物だったんだよ…(泣)
いや、商品自体のクオリティは高いんだけどね……。
では、この総合評価をふまえて、商品の詳細について紹介していきます。
商品の詳細
今回、私たちが購入した商品はメーカー不明の中国製のジムニー専用リアアームレストボックスです。
しかも、この商品、MADE IN CHINAなだけでなく、製品管理から販売も中国で行っていて、中国から発送されるのです。
なんか、この時点で嫌な予感しかしないわね…。
そうだね。
でも、もう後戻りはできないし、さっそく開封していこう!
商品が裸でそのまま入れられていないかとか無駄に心配になりましたが、段ボールをあけると、ちゃんとクッション材で包まれていました。
いよいよ謎のベールが明かされます!
後部座席の左右に設置するアームレストの2個セットになります。
付属品として取付け用のビスが10個入っています。
このビスの入った袋ですが、実は触ると手に黒い色がついてしまうような汚い袋に入っていたので自分で綺麗なジップロック袋に入れ替えました。(笑)
取扱説明書は入っていませんでした。
素材はABS樹脂製になります。
表面にはシボ感も表現されていて質感は決して悪くないです。
重厚感があるとまでは言いませんが、だからと言って安っぽいとも思いません。
2ヶ所ほど小さいすりキズがありましたが、まぁ、許容範囲です。
逆に中国から送られてきたものと考えれば状態は良いと思いました。
ひじ掛け部分の前方にはドリンクホルダー、後方にはちょっとした小物入れスペースがあります。
ドリンクホルダーに関しては600mlポットボトルでもジャストフィットではなく内側にストッパーの機構もないため若干のあそびがある感じです。ボトルの蓋を閉めていない状態だとちょっと心配かもしれませんね。
ひじ掛け部分は開くと収納スペースになっています。
裏面から見るとこんな感じです。
底面にはズレ防止の両面テープが付いています。(取扱説明書が無いのでしばらく気付きませんでした。)
質感としてひとつ残念だったのは、ひじ掛け部分はクッション性のある素材になっているのかと思っていたんですが、ひじ掛け部も同じABS樹脂素材だったことですね。
ひじ掛け部にクッション性が無いのはちょっと残念ですが、商品全体のクオリティはおおむね満足いく水準でした。
この商品の一番の問題点「価格が高すぎる!」
商品全体のクオリティは満足いく水準でしたが、この商品には大きすぎる問題点があります。
それは「価格が高すぎること!」です。
ちなみに、私はAmazonにて58,000円(税込み)で購入しました。
左右2個セットなので、1個あたりで考えれば29,000円です。
さすがに高すぎますよね。
Amazonでもその時によっていくつか複数のショップから出品されていますが、おおよそ40,000円~60,000円程のプライスラインです。
なぜ、こんなに価格設定がバグってるんですかね?
たしかに、ジムニー専用のリアのアームレストの商品というのは全然発売されていません。
対抗馬になる商品が無いからというのは分かるんですが、さすがに高すぎませんかね?
そもそもジムニーはメーカーとしてもファミリー層をターゲットにはしていません。
ですので、リアのアームレストというのはジムニーにとってはニッチな需要になります。
そんなニッチな需要に対応してくれる商品ということでは、この商品はとても価値があると思います。
それにしても高すぎませんか?
個人的には2個セットで20,000円~30,000円くらいであれば評価は全然変わったと思います。
私の場合は58,000円で購入していますので、気になったデメリットを受け入れるほど広い心は持てませんでしたね。
取付けの様子
では、さっそく両サイドに取り付けていきましょう。
まずは、後部座席の横側に最初から付いているビス5個を外します。
普通のプラスドライバーでもできますが、私は面倒なのでインパクトドライバーを使いました。
ビスを5個全て外しました。
次に、本来はアームレストボックスをビス止めと下側は両面テープで固定するんですが、私の場合は両面テープは使いませんでした。
私の場合はボンフォームさんのラゲッジマットを敷いていて、サイド部分はボンフォームさんのマットを敷いた状態でその上にそのままアームレストボックスを置くことにしました。
ボンフォームさんのサイド部分のマットの上にそのままアームレストボックスをのせました。
後はビス止めをするだけです。
止めるときに使うビスは先ほど外したものではなくアームレストボックスに付属されていたビスを使います。(ビスの長さが違います。)
では、ビスで止めていきます。
5か所をビス止めすれば設置完了です。
底面を両面テープで止めていませんが、全くズレる心配はなさそうです。(上側はしっかり5個のビスで止まってますからね。)
さらに、私の場合はボンフォームさんのラゲッジマットの上にのせていますいますので万が一ズレてもキズが付く心配もありません。
では、反対側の方も同じように取り付けていきます。
取り付けにかかる時間についてですが、インパクトドライバーを使えば片側3分程度で取付けできます。
インパクトドライバーが無い場合はプラスドライバーでの取り付けになりますが、それでも片側10分もあれば大丈夫だと思います。
取り付けはビスを外して付けるだけなので女性でも簡単です。
とは言いつつも僕が取り付けたけどね…。
テヘペロ!
では、次に取り付け後の見た目のレビューに入っていきましょう。
取り付け後の見た目
まずは、前方からの見た目。
設置前
設置後
あら!超いい感じじゃん!
なんかすごくラグジュアリーな雰囲気になったわね!
座るのが楽しみ~!!
次に後方からの見た目。
設置前
設置後
これを言ってしまうと元も子もないというか、そりゃそうだよね、って話なんですが、リアアームレストボックスを設置するとラゲッジスペースの幅が狭くなってしまいます。
ちなみに、通常状態でのラゲッジスペースの寸法は下記のとおりで、↓
通常状態だと、荷室幅が1,300mmあるのに対し、
設置後だと、荷室幅は950mmになってしまいます。(素人採寸ですので多少の誤差はご容赦ください。)
ラゲッジスペースの広さというのはジムニーが持つ大きな強みの一つですが、それを失うことになります。
ジムニーはそもそもファミリーカーとして使う人はあまりいなく、リアシートは倒しっぱなしにして完全に荷物置きスペースにしているという人も多いでしょう。
そういった人にとってはアームレストボックスはジャマでしかないでしょう。
そして、おそらくジムニーを所有しているご家庭でも、もう一台は別の車を所有していて、ジムジーじゃない方の車をファミリーカーとして使っているというパターンが多いのではないでしょうか?
我が家の場合は夫婦共にジムニーを購入し、我が家の2台所有している車が2台ともジムニーという状況ですから必然的にどちらか一方のジムニーをファミリーカーとして使うことになります。
ですので、妻の方のシエラをファミリーカーとして使うことに決めてリアアームレストボックスを取付けることにしたのです。
我が家は夫婦と子供の3人家族で、基本的に休日は後席に子供が座ります。
実際に座ってみての使用感
実際に座ってみたところ、残念ながらあまりシックリきませんでした。
その原因は「ひじ掛けの高さが高すぎるから」です。
では、子供、大人の女性、大人の男性、が座った感じを見ていきましょう。
小学校2年生の私が座ったらこんな感じです。
座ってみたらそんなに楽じゃなかった…。
身長153cmの私が座ったらこんな感じです。
楽と言えば楽なんだけど、ひじ掛けの高さが高すぎて、若干肩を上げたような姿勢になるから下手したら逆に疲れるかも…。
身長176cmの僕が座っても、ひじ掛け部分があと3~5cm低い方が姿勢的には楽だと感じました。
大人が座ってもあまり楽な姿勢だと感じないんですから、子供の場合はなおさらでしょう。
そして、「子供が楽だと感じられない高さ」というのが致命的だと思います。
おそらく、というか当然ですが、ジムニーにこのリアアームレストボックスをを取付ける人は後席に人を乗せる機会が多い人のはずです。
そして、ジムニーは後席がとても狭い設計になっていますので前席と後席に分れて乗るときは後席はできるだけ小柄の人が乗ることになるパターンが多くなると思います。
ファミリー層であれば後席は基本的に子供が座ることになるでしょう。
後席にメインで座るのが低身長な人なのであれば、このリアアームレストボックスのひじ掛け部分が高すぎる設計はかなりのデメリットです。
ひじ掛け部分の前方には飲み物、後方にはスマホなどの小物を置くことができます。(この位置にスマホを置くとかなりの確率で降りるときに持って出るの忘れそうではあるけど…。)
ひじ掛け部分の蓋を開けたところにはソフトパックタイプのティッシュなんかを入れておくことができますし、ビニール袋を入れておいてゴミ箱として使うのもありだと思います。
後席の収納が増えるのはかなりありがたいね。
とは言いつつも、この商品を買う一番の理由は「後席でもひじ掛けを使うことによって楽な姿勢で座りたい」ということです。
この商品を評価するうえで、その一番の理由の部分で満足できないというのは致命的だと私は考えます。
身長が180cm以上とかよっぽど高身長の人であればちょうど良いかもしれませんが、そもそもそんな高身長な人をジムニーの狭い後席に座らせないでしょう。
オプションでリアスピーカーを追加している場合は注意
ジムニーのスピーカーは通常だとフロントのみにしかついていませんが、オプションでリアにもスピーカーを追加することができます。
ちなみに、私も純正オプションでリアスピーカーを追加していました。
リアスピーカーは下記の位置についています。
ですので、リアアームレストボックスを付けてしまうとリアスピーカーをガッツリ塞いでしまいます。
正直、私もリアアームレストボックスを購入したときはリアスピーカーのことを全く考えていなかったので「失敗した~」と思いました。
ただ、実際にリアアームレストボックスを付ける前と付けた後で後席に座って音を聴き比べてみましたが、心配していた程は音質は悪くなかったです。(あくまでも個人の感想です。)
若干はこもった感じがするとは思いますが、リアからもちゃんと音は聞こえてきました。
よく見てみると、ひじ掛け部分の蓋を開けた所にスピーカーの音を通す用の穴があけられていました。
意外と気が利いていますね。
裏面から見ると穴があいているのが良く分かります。
この穴、意外といい仕事していました!
リアのシガーソケットが隠れないように考えて設計されている
ジムニーはリアにシガーソケットが1つ付いています。
リアアームレストボックスはちゃんとその部分に穴があいていますので、ちゃんとシガーソケットを使うことができます。
純正の機能を損なうことなく利便性を高めることができます。
スピーカー部分の穴といい、こういう細かい部分は気が利いています。
まとめ
リアアームレストボックスは質感などのクオリティは高いですし、収納が増えるという機能面の増設という観点から見てもとても良い商品です。
しかしながら、この商品の一番の目的は「ひじ掛けを使うことにより後席でも楽な姿勢で座ること」です。
ひじ掛けの高さが高すぎるためにその一番の目的で満足できない、ということと、べらぼうに高すぎる価格設定を考慮すると総合評価は☆1つとさせていただきました。
何度も言いますが、商品としてのクオリティは高いです。
細かい所の設計も気が利いてますしね。
本当に良い商品だと思います。
しかし、果たしたい目的に対して価格が高すぎます。
もし価格が20,000円とか、どれだけ高くても30,000円とかであれば全然違った評価になったと思います。
結果的には100%満足のいく買い物にはなりませんでしたが、この謎の商品をレビューすることがこのブログサイトを開設したひとつの目的でもあったので、その目的を果たせてよかったです。
この商品はネットで探してもレビューがかなり少ないですので、購入検討の際には参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
では、また。
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